「とりあえずビール!」の効果」

「とりあえずビール!」というのは、宴席ではよく聞く言葉ですよね。
しかし私の友人の中には、あの苦みが苦手という人が 少なくありません。
実際、私もそれほど得意ではないかな。このメーカーならいいけれど、こっちはだめ、などと分けている人もいます。
ただ好きな人は「これが美味いんだよ」と言うのも事実。カクテルのことを「甘いのなんて酒じゃない、ジュースだ」と言う人もいたりして、まさにアルコールの好みは、食事以上に人それぞれだなあと思いました。

 ただ、真っ先に皆のビールを頼む人の気持ちがわからなくもないのですよ。
宴席の最初に行われるものといえば「乾杯」ですが、その時は、同じものをまとめて頼んで、皆に一度に飲みものがまわるようにしたほうが、便利ではあります。そ
れに瓶を持って仲間同士で次あうことは、普段それほど親しくない人とも、話をするきっかけになったりしますからね 。
友好を深めるのに役立つと言えないこともないのです。
あとは単に、当たり障りなく嫌いな人が少ないもの、という可能性もあるでしょうか。「とりあえず、焼酎で!」とか言われたら、私はちょっと困ってしまいますもの。
 冷静に考えると「とりあえずビール!」効果もなかなかすごいですね。
私も苦みが苦手などと言わずに、最初に一杯くらいは飲めるようになったほうがいいかしら。いつもは数口で断念してしまうのです。
子供の頃は大人になったら皆飲めるようになるのだと思っていたビール。私が大人になるのはいつでしょう。