【オードリー・ヘップバーンの、コンタクトレンズ秘話】
かつて、オードリー・ヘップバーンという、大女優が居ました。
初主演作の『ローマの休日』(1953年)は、大ヒットを果たし、
オードリー・ヘップバーンは、一躍、スターダムにのし上がりましたが、
その後も、『麗しのサブリナ』(1954年)、『ティファニーで朝食を』(1961年)、『シャレード』(1963年)などなど、
オードリーが出る映画は、
悉く大ヒットし、大スターとしての地位を、確固たるものにして行きました。
オードリーといえば、パッチリした、大きな目が印象的ですが、
彼女は、目が良かったらしく、
基本的には、いつも裸眼だったそうです。
そんなオードリーが、
自らが主演した映画で、コンタクトレンズを着けた事が有る、というのを、ご存知でしょうか?
それは、『暗くなるまで待って』(1967年)という映画なのですが、
この作品で、オードリーは、盲目の女性、という役を演じています。
オードリーが演じる、盲目の女性の家に、強盗団が押し入るのですが、
彼女が、知恵と勇気を持って、その強盗団と戦うという、ハラハラドキドキのサスペンス映画です。
この映画での、オードリーの演技は、
まるで、本当に盲目の人であるかのように見えて、本当に見事なのですが、
撮影にあたり、
オードリーは、わざと、視界が見えにくくなるような、曇りガラスのコンタクトを、装着していたそうです。
当初は、そんな物は着けなくて良いと、
オードリーも、拒否していたそうですが、
監督と話し合い、そのコンタクトを着ける事にしたのだとか。
オードリーは、『暗くなるまで待って』では、抜群の演技力を見せていますが、
このコンタクト着用も、大いに効果が有ったと見て良いでしょう。
大女優オードリー・ヘップバーンと、コンタクトレンズとの、意外なエピソードを、ご紹介しました。